歯は事故で抜けたり虫歯などで失ってしまうと、お口のまわりの美しさを失うばかりでなく、いろいろな障害がおこります。物をかむ力が弱くなったり、それがもとで内臓などに悪い影響を及ぼすようになります。
当院では、無くなってしまった歯を補うための、治療をお薦めしています。歯を失ったときの選択肢としては、インプラント・入れ歯(義歯)、ブリッジがあります。
出来るだけ多くの方がご自身の歯を残してしっかり噛めるよう、お一方おひとかたに合った治療をご提案していきます。
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失った歯をもう一度取り戻したい
インプラントは「失った歯をもう一度とりもどしたい」という永遠の夢に取り組んだ先進の歯科医療の成果です。失った歯をよみがえらせることはできませんが、失った歯に限りなく近い機能や美しさをとりもどすことができるのです。
第二の永久歯といわれる人工歯根
インプラントは、歯のないところに天然歯と同じように使える人工の歯根(インプラント材)を埋め込んで、しっかりした土台をつくり、その上に人工の歯を装着したものです。インプラントは噛む力や耐久性が天然の歯に近く、毎日、通常の歯磨きよりも丁寧にするだけです。
歯が一本だけ抜けている場合、これまでのブリッジという方法では両隣りの歯を削ります。インプラントは両隣りの歯を削る必要はありません。
歯が一本以上抜けている場合、ブリッジや部分入れ歯の場合残っている歯だけで噛む力を支えなければならず、健康な歯への負担が大きくなります。インプラントにすれば、力が一本ごとに分散されますから健康な歯への負担をさけることができます。
天然歯に近いかむ力を持たせるために研究されたインプラントには、個人差のある歯の色も合わせることができますから、自然な美しさが得られます。
Q1 治療に年齢制限がありますか?
あごの骨の成長が止まるといわれる18才ぐらいから70才ぐらいまでが可能な年齢ですが、個人差がありますのでご相談ください。
Q2 治療の期間はどのくらいかかるのですか?
全部の歯を治療するとなると3ヶ月~6ヶ月以上の通院が必要でしょう。
*通院期間は治療の内容で個人差がありますので、治療の前にご相談ください。
Q3 寿命はどのくらい考えればいいですか?
植立するあごの骨の状態や内科的状態や口腔状態にもよりますが、しっかりと管理することにより長くもつことができます。
Q4 手術は危険なのでは?
治療の前に十分な健康診断を行いますので安心です。
Q5 あごの骨に金属を埋め込んで大丈夫なのですか?
インプラントはからだに影響を及ぼさず、しかも腐食しない純チタンを使っていますので安全です。
Q6 治療後、手入れが面倒なのでは?
歯茎を健康に保つことが大切ですので、通常の歯磨きよりも丁寧にするようにしてください。口の中は年齢とともに変化しますので、インプラントの調整が必要になる場合もあります。半年に一度程度の定期的な検診をおすすめします。
差し込み式のアタッチメント(付属装置)で固定する部分入れ歯です。アタッチメントと義歯が一体化しているため装着時に目立ちにくいのが特徴です。
アタッチメントは、患者様の症状やご要望に合わせて最適なタイプをお選びいただけます。
金属のクラスプ(残っている歯に引っ掛ける装置)を使っていないので、審美性に富んでいます。義歯床の厚さを薄く出来るので違和感が少なく、金属アレルギーの方にも最適です。
金属床は入れ歯の主要な部分を金属で作った入れ歯のことをいいます。レジン(プラスチック)に比べ丈夫な金属を使うので、しっかりと固定され、たわまない、丈夫な入れ歯を作ることが出来ます。また、食べ物の温度を瞬時に伝えることができ、食事を快適に楽しむことが出来ます。
金属床の種類
コバルト床
金属床義歯としてコバルトクロム素材は最も歴史のある素材です。厚みがレジン床の約1/5と薄く、口の中に入れてたときの違和感が少なく、食事の際も熱がよく伝わります。丈夫で、永く快適にご使用いただけます。
ゴールド床
ゴールドは腐食による変色が起こらず、溶け出しにくいため金属アレルギーも起こりにくい、体に優しいという特徴があります。また、精密な加工が行いやすい金属でもあります。
チタン床
チタンとは、ロケット、航空機などのハイテク分野から、最近は眼鏡のフレームやスポーツ用品など、近年話題の最先端金属です。安定した皮膜に包まれており、金属の消耗や溶け出すことが無いのでアレルギー等が発生しません。また、口の中でスプーンをなめた時のような金属特有の味がしないので、味覚の違和感が無くお食事を楽しむことが出来ます。
ブリッジは、失ってしまった歯の両隣の歯を支柱に、人工の歯をかぶせる治療法です。固定式なので違和感は少なく、噛む力も安定します。また保険治療が可能なため、比較的安価な治療ができます。
一方で、ブリッジを固定するために両隣の歯を削る必要があり、支柱になる歯の負担が大きくなります。また、ブリッジの下の部分が磨きにくく、虫歯や歯周病になりやすくなるため、日々のブラッシングと定期的なメンテナンスが必要です。
歯のブリッジは外科的なことは行わないので、糖尿病や高血圧の方もでも受けられる、侵襲が無く身体にやさしい治療です。ブリッジはインプラントの治療のように歯ぐきを切ったり、骨を削ったりしないので、侵襲がなく安心してできる治療法です。
歯は硬いもの、やわらかいものを感じることができます。ブリッジは歯を土台にしているので周りの歯と同じような感覚で食事ができます。
ブリッジ治療は、1回目は歯を削って型を取ります。2回目にブリッジを歯に付けます。他の治療と比べても治療期間は短く早くできます。
歯のブリッジはセラミック治療で土台の歯と間の歯、3本であれば3本とも全て白くできます。ジルコニアやemaxなど強度の高いセラミックなら、奥歯でも金属を使わずにブリッジが行えます。
他の治療で欠損治療となるインプラント治療と比べると、セラミックのブリッジは費用が安く済みます。また金属やプラスチックであれば保険治療でも治すことができます。